健康シグナル

うんちでわかる健康状態

うんち健康シグナル
離乳食前と離乳食後のうんち
離乳食前

離乳食うんちの色

まだまだ不安定。色も形も赤ちゃん独特のものです。

母乳
母乳の赤ちゃんの場合は、とてもやわらかいうんちが出る傾向があります。また、黄色みが強く臭いも粉ミルクに比べて強いことが母乳の特徴です。

混合
粉ミルク&母乳の赤ちゃんのうんちは、母乳と粉ミルクの割合によってその様子も変わってきます。粉ミルクが多い赤ちゃんは粉ミルクの特徴が強く、またその逆も然りです。

粉ミルク
粉ミルクの赤ちゃんの場合は、母乳に比べて緑色でかためのうんちになります。また、母乳にくらべ便秘になりやすい傾向もあるようです。

離乳食後

だんだん大人のうんちに近づいてきます。

1回食(5~6ヶ月)
離乳食に移ると、今までと違う食べ物に腸がおどろいて下痢になってしまう赤ちゃんもいますがこれはすぐ治ります。うんちの回数も少なくなってきます。

2回食(7~8ヶ月)
離乳食で食べた、野菜の形や色が見えるときもあります。色もどんどん茶色くなって、ほぼ固形になってきます。

3回食(9ヶ月~)
色もかたちも大人のものにずいぶん近づいて「立派」になってきます。食べ物によって、その状態も変化しますが、臭いも強くなり、完了期にはほぼ大人のうんちと変わらなくなってきます。

うんちの色で健康チェック
赤ちゃんの健康チェック

赤ちゃんのうんちには、驚かされることが多々あります。黄色だったり緑色だったリ、昨日のおかずがそのまま出てきたり!毎回「これは大丈夫?」と心配していたらきりがありません。
もし、いつもと違う「心配なうんち」が出たときは、それだけで判断せず「食欲は?」「機嫌は?」「咳は?」「熱は?」と全体の様子を通して判断しましょう。

食べ物で変わるうんちの色
緑黄色野菜はその色がうんちに出やすい傾向にあります。昨日食べたものそのままの色だったり、ママを驚かせることもあるでしょう。

トマトトマト:赤色
皮が消化されずそのままでてくることも。皮はむいてあげるといいですね。

 

離乳食作り置き時短にんじん:オレンジ色
黄色っぽいうんちの中にオレンジの塊がポツポツ。にんじんだ!とわかります。

 

離乳食作り置き時短かぼちゃ:黄色
かぼちゃの黄色に影響されて、黄色~オレンジ色のうんちになります。

 

離乳食作り置き時短ほうれん草:緑色
離乳食でよく使う方もいるのでは?ほうれん草色(!)のうんちが出ます。

健康なうんちの色

黄色:一番安心できる自然な色
赤ちゃんのうんちで黄色は一番自然な色。 うんちにはビリルビンという色素を含んだ胆汁が含まれています。その色が黄色がかった色をしているので、うんちも黄色くなるのです。

緑色:うんちの色素が酸化した色
多くのママが驚いてしまうのが緑色のうんち。でもご安心を。 うんちに含まれる色素ビリルビンが酸化すると緑色になるのです。食欲がなかったり機嫌が悪くなければ、心配する必要はありません。

茶色:大人に近づいた証拠
離乳食が始まって大人と同じ食べ物をとるようになると、だんだん大人のうんちに近づいてきます。 食べ物がかわって腸内細菌の構成が変わるため、色も変わってくるのです。
心配なうんちの色

 

白色:ウィルス?!おむつを持って病院へ!

白は要注意色!
この色のうんちがでたら、胆道閉鎖症・白色便性下痢症(ロタウィルス性胃腸炎)の可能性があります。おむつを持って病院へ行きましょう。

黒色:うんちの通り道に炎症・出血

赤っぽい黒や黒っぽいうんちは、胃・十二指腸・小腸などの器官が炎症を起こし、胃潰瘍や・十二指腸潰瘍になっている可能性があります。
おむつをもって病院へ行きましょう。

赤色:肛門に近い部分の炎症・出血

うんち全体が真っ赤になっていたら、血便の疑いがあります。これは小腸など肛門に近い部分の異常の可能性があり、腸重積や細菌性胃腸炎などが考えられます。
急を要する場合もあるので、症状があれば急いで病院へ。

病院にはおむつ持参で!

心配なうんちが出て病院に行くときは、迷わず「うんちのついたおむつ」を持っていきましょう。
「こういううんちがでました」と、口で伝えるより、実物を持っていけば一目瞭然。適確に診断してもらうために、捨てないようにしましょう。