子どもの病気事典 – カンジタ皮膚炎
子どもの病気事典: これだけは知っておきたい、子どもがかかりやすい病気を紹介します。 小さな変化も見逃さないよう、 ふだんから注意深く確認して、症状とケアをチェック。 いつもと違う見慣れないしぐさや症状を発見したら、すぐ医師に相談しましょう。
カンジタ皮膚炎って?
カンジタ皮膚炎はカビの一種、カンジダが原因で起こる皮膚炎で、おしりや脇の下、股などに好発します。おむつかぶれとよく似ています。
カンジダは体の抵抗力が落ちると活発に活動し始め、ジメジメした環境を好むため、赤ちゃんのおむつなどでよく繁殖します。
何歳位でかかるの?
年齢に関わりませんが、カンジダはジメジメした環境を好むため、おむつの取れない子に多く見られます。
症状は?
おむつかぶれとよく似ています。おむつかぶれとの違いは、湿疹の端のほうに薄く皮がむけたようなところがあったり、皮膚のシワの中にもブツブツが見られます。おむつかぶれとは、塗る薬が異なります。どちらか分からなければ、小児科か皮膚科で相談してください。
治療法・予防法?
医師が処方した、抗真菌剤の軟膏を用います。指示された通りに塗ってもよくならないときは、もう一度診察を受けてください。カンジダ皮膚炎は、おむつかぶれなどで使用するステロイド入りの塗り薬を使うと悪化するため、正しい診断が必要です。
お家でのケア方法?
おむつかぶれと同じく、肌を清潔に保ってあげるのが大切です。
炎症がおしりに発症した場合、まめにおむつを取り替えましょう。おしりが赤くなっている程度だったら、お湯で濡らしたタオルでこまめに拭いてあげてください。おむつを替えるたびに座浴したり、シャワーで洗ったりしてあげるのもいいでしょう。
病院でもらった抗真菌剤の軟膏を塗ります。