子どもの病気事典

子どもの病気事典 – 水頭症

子どもの病気事典 水頭症 幼児・こどもの病気・症状・ケア

子どもの病気事典: これだけは知っておきたい、子どもがかかりやすい病気を紹介します。 小さな変化も見逃さないよう、 ふだんから注意深く確認して、症状とケアをチェック。 いつもと違う見慣れないしぐさや症状を発見したら、すぐ医師に相談しましょう。

水頭症って?

水頭症は何らかの原因で脳脊髄液の産生・循環・吸収が悪くなり、頭の中に髄液がたまって頭囲が大きくなる病気をいいます。

何歳位でかかるの?

先天性は出生時から見られます。後天性は何らかの原因で、出生した後、症状がはっきりします。

症状は?

先天性の場合は、生まれた時から頭が大きく気づかれます。眼球が下の方に下がったり(落陽現象)、頭が大きく光沢を帯びたりします。また、嘔吐やけいれんなどの症状を呈することもあります。

治療法・予防法?

頭囲が異常に大きい場合、頭部MRI検査などで、脳の中に髄液がたまっているか調べます。また、超音波検査で胎児期に発見されることもあります。
治療は、頭の中に溜まった髄液を、おなかの中にチューブを通して排出させる、シャント手術を行うこともあります。

お家でのケア方法?

脳の圧力が高まると吐いたりけいれんを起こしたりするので、症状に気をつけます。

頻度?

まれにある

監修:鈴の木こどもクリニック院長、鈴木 博