子どもの病気事典

子どもの病気事典 – インフルエンザ

子どもの病気事典 インフルエンザ 幼児・こどもの病気・症状・ケア

子どもの病気事典: これだけは知っておきたい、子どもがかかりやすい病気を紹介します。 小さな変化も見逃さないよう、 ふだんから注意深く確認して、症状とケアをチェック。 いつもと違う見慣れないしぐさや症状を発見したら、すぐ医師に相談しましょう。

インフルエンザウイルスって?

A、B、C型のインフルエンザウイルスの感染により起こる病気。
流行するのは、A、B型です。A型はさらにソ連型、香港型、新型(豚インフルエンザ)に分かれます。
咳やくしゃみによる空気感染で、感染力が強いのが特徴的です。中耳炎や気管支炎肺炎脳症などの合併症を起こすことがあります。

何歳位でかかるの?

年齢を問わずかかります。

症状は?

普通の風邪よりも全身症状(体の痛み、頭痛、全身のだるさ)が強く出るのが特徴です。
突然の高熱、悪寒などの全身症状で始まります。流行するウイルスの型はその年によって少しずつ異なりますが、症状は同じです。高熱と悪寒、ふるえ、全身の痛みや頭痛などの全身症状と喉の痛み、咳、鼻水などのかぜ症状がみられます。症状は2~3日がピークになりますが、熱は1週間程度続く重症の人もいます。2~3日ごろから激しい咳が数日続きます。

治療法・予防法?

タミフルや5歳から使用できるリレンザは発熱を1日短縮し、症状を軽快させます。使用するかはかかりつけ医師と相談してください。
通常の(季節性)インフルエンザが流行するのは12~2月にかけてです。また新型インフルエンザの流行も考えられるので、インフルエンザの予防接種を早めに済ませておきましょう。

お家でのケア方法?

体温、顔色、機嫌、咳の程度、便の状態、おしっこの量・色を観察します。
インフルエンザはタミフルを飲まなくても、発病1~2日の夜間、高率に異常行動を起こします。特に夜間就寝時は本人に付き添ってあげてください。
水分は十分与えます。汗をかいていたら、こまめに着替えさせ、蒸しタオルなどで体を拭いてあげます。
頻回の嘔吐やけいれんを起こした時には、すぐに小児科の病院を受診しましょう。

頻度?

よくある

監修:鈴の木こどもクリニック院長、鈴木 博