子どもの病気事典 – ネフローゼ症候群
子どもの病気事典: これだけは知っておきたい、子どもがかかりやすい病気を紹介します。 小さな変化も見逃さないよう、 ふだんから注意深く確認して、症状とケアをチェック。 いつもと違う見慣れないしぐさや症状を発見したら、すぐ医師に相談しましょう。
ネフローゼ症候群って?
ネフローゼ症候群はいろいろな原因で腎臓の働きが悪くなり、大量のたんぱく質が血液中から尿中にもれるようになります。そのため、血液中のタンパク質が激減し、全身にむくみを生じます。また、コレステロールが血液中にたまります。
何歳位でかかるの?
全年齢で発病します。ただし、大人は糖尿病など、もとの病気があることが多いようです。
症状は?
顔、手足がひどいむくみ、一見して重病だとわかります。
治療法・予防法?
入院して治療します。治療法は原因によって異なりますが、ステロイドによる治療や、食事療法などが行われます。
食事療法では、たんぱく質を制限し、食塩摂取量もおさえます。
お家でのケア方法?
再発することも多い病気なので、粘り強い闘病が必要です。
症状が落ち着いているときは、できるだけ食事内容に気を配り、規則正しい生活を送るように心がけます。