子どもの病気事典 – 未熟児網膜症
子どもの病気事典: これだけは知っておきたい、子どもがかかりやすい病気を紹介します。 小さな変化も見逃さないよう、 ふだんから注意深く確認して、症状とケアをチェック。 いつもと違う見慣れないしぐさや症状を発見したら、すぐ医師に相談しましょう。
未熟児網膜症って?
未熟児網膜症とは非常に早く生まれた小さな赤ちゃんにおこる、網膜の小血管が異常に増殖する病気です。
網膜の血管の成長がしばらくの抑えられていた後、急激に無秩序な形で発育し、網膜はく離を起こしてしまう病気です。
何歳位でかかるの?
超低出生体重児など非常に早く生まれた小さな赤ちゃんに起こります。
症状は?
網膜の中で起こるため、初期には外からは特に症状が分かりません。
非常に早く生まれた赤ちゃんの場合は、生後4週間以降から眼科医に定期的に診察を受けることになります。
治療法・予防法?
軽症のケースだと、自然によくなります。
網膜がはがれかけた時は、光凝固や冷凍凝固といった治療を行い、レーザーや液化ガスなどで人工的に網膜を固定します。
お家でのケア方法?
退院後は定期的に視力検査に眼科に通います。