女性の病気事典 – 卵巣ガン
女性の病気事典:気をつけたい女性の病気・トラブル・症状をピックアップ。少しでも気になる時は、早めに病院を受診するようにしましょう。
卵巣ガンって?
卵巣ガンって?
卵巣は女性ホルモンを分泌したり排卵機能があるため腫瘍ができやすいといわれています。卵巣のある場所が体の内部、奥の方であるために発見が難しく、初期段階では自覚症状が出にくいので“サイレント”とも呼ばれています。
【医学事典より】
卵巣がん:卵巣は、子宮の左右に一つずつある、成人の親指の頭くらいの大きさの臓器です。子宮から突き出している卵管の傍にあります。痛みを感じる神経がないため、ここで何か異常が起きても、自分で気がつくことはまずありません。
よって、症状があらわれたときには深刻な状態になっているケースもあり、卵巣がんは”サイレントキャンサー(静かながん)”とも呼ばれています。
どんな症状?
症状としては、
- 体重が変わらないのにおなかが膨れてくる(腫瘍で卵巣が大きくなってくるため)
- 触るとしこりがあるなど
さらに症状が進行すると、
- 腹水がたまって頻尿や便秘がちになる
- 下腹部痛
- 不正出血
- 発熱
- 体重減少
- 下肢のむくみ
といった症状が現れてきます。
早期発見には、定期的な健診(専門医による内診)が第一です。そして、血液検査などによる腫瘍(しゅよう)マーカーやエコー検査で診断します。万一発見された場合には、まず細胞を取って良性か悪性かを判断して治療に移ります。女性であれば年齢を問わず発生する病気ですが、更年期・閉経期(40~50代)や妊娠・出産経験のない若い女性に起こりやすいといわれているので、子宮ガン検診に併せて卵巣もチェックしてもらいましょう。
【医学事典より】 家族に卵巣がんや乳がんにかかった人がいる場合に起こりやすいといわれている。
卵巣がんについてもっと詳しく知りたい:
検査、治療、療養、臨床試験、患者数(がん統計)予防・検診