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水虫について

水虫の原因について:

水虫と聞くと「汚い」「不潔」というイメージが思い浮かびますよね。
そう、実はそのとおり、水虫は汚くて不潔でだらしない生活をしていると、できるものなのです。

水虫の元凶は「カビ(白癬菌)」

水虫は、カビの一種の白癬菌が、なんらかの経路で足の皮膚に感染して、湿った所や暗い所などで増殖してできるもの。
足のほかにも手指や頭部、股部(女性は下着のパンツのゴムのあたり)、爪など、体じゅうにできます。

足の水虫はこんな所にできやすい
指間型・・・足の指と指のあいだ
指と指のあいだがふやけて皮膚がむけます。くすり指と小指のあいだに特にできやすいので注意!
ブーツなどを履いているとなりやすいので気をつけて。
小水疱型・・・土踏まずを中心に足の裏
足の裏の皮膚が薄くむけたり、小さい水疱ができます。ジクジク型といわれるポピュラーな水虫。
角質増殖型・・・かかとを中心に足の裏全体
足の裏全体がカサカサして、硬く厚くなります。
タコなどと区別がつきにくいため、知らない間に白癬菌がしっかり根付いて治りにくいタイプ。
「白癬菌」のひそむ場所

水虫の原因「白癬菌」は、思わぬ所にひそんでいます。公共の場所だけでなく、家庭でも共有のものは油断大敵だと思ったほうがよさそうです。

靴の中
湿った靴の中にはたくさんの菌。靴ムレしやすいブーツは特に注意!
床、畳
掃除していない不潔な部屋には、菌も一緒に住み着いてしまいます。
共同スリッパ(旅館、病院、エステサロン、居酒屋のつっかけなど)
靴下やストッキングを履いているから大丈夫だと思っていませんか?
菌は靴下やストッキングでは防げません。
足拭きマット(温泉、フィットネス、エステサロン、家庭など)
複数の人が素足のままゴシゴシ拭く足拭きマットには、菌がたくさんついているかもしれません。
共用タオル・共用パソコン(オフィス、家庭など)
手指から菌が移ることもあります。
共用タオルや共用パソコンのキーボードにも菌がついているかもしれません。

水虫の対処法:

 水虫は完治するまでは1年程度、それ以上の長期間になることも。自己判断で治療を続けるよりは病院へ。
冬は完治しやすいので治療を始めるには効果的のようです。

薬で治療

水虫の治療薬には外用薬と内服薬があります。
外用薬は抗真菌剤の軟膏か水滴。一日一回塗るだけでも効果があるものもあります。
完治するまで長期的に根気よく、必ず足の裏全体と指のあいだにも塗ること。角質増殖型や爪、頭部の水虫には内服薬も併用します。爪の場合はすべて生え代わるまで内服を続けます。

水虫を撃退するためには

水虫を撃退する3原則は「除菌」、「防御」、「菌をまき散らさない」こと。
とにかく清潔な生活を心がけていれば、水虫は十分防げます。

掃除・洗濯で除菌
・床や畳、玄関などをほうきで掃く、掃除機をかける、雑巾で拭くなど、普通の掃除をきちんと行いましょう。
・家庭で使っているタオルや足拭きマットなどは、こまめに洗濯しましょう。
乾燥で防御
靴用の除菌乾燥機や除湿効果のあるブーツキーパーなどを使って、靴の中に菌を持ち込まない、増やさないようにしましょう。ブーツを履いたら、必ずブーツキーパーを入れて乾燥!
菌をまき散らさない
ほかの人に菌が感染しないようにすることが大事です。
・自分専用のスリッパや足拭きマット、タオルを持つようにしましょう。
・除菌剤を使った掃除をしましょう。
水虫の予防には普段からの心がけが必要!

水虫でない人が、菌を予防する、または付いてしまった菌を取り去るためには次のような心がけが必要です。

  • 入浴時には、石けんで足の裏や指のあいだはもちろん全身をしっかり洗いましょう。
  • 靴下や靴を履く前に足を拭く習慣をつけましょう。共用スリッパなどを使ったら、除菌ペーパーや濡れたタオルで必ず足を拭くのを忘れずに。
  • 旅館や病院、エステ、スパなどでも使い捨ての紙スリッパなどを使用しましょう。