夏の不調
日焼けのデメリットはいったいナニ?
かつて、日焼けした肌は健康のシンボルでしたが、現在では「紫外線は肌の大敵」です。年々進むオゾン層の破壊により、地表に届く紫外線の量も年々増加し、深刻な問題として世界中で紫外線対策の必要性が注目されています。
紫外線量のピークは5月~9月(10時~14時)。 「紫外線は真夏だけのもの」と甘く見ないで、真夏を迎える前から本格的な紫外線対策をしましょう。
紫外線にはUVA、UVB、UVCの3種類があり、UVAとUVBが私たちの肌に影響を及ぼします。
「UVA」真皮まで届いて肌を傷つける
波長が長く真皮にまで届き、その結果皮膚を赤くせずに黒くします。
また、真皮層の肌のハリやツヤを保つ役割をするコラーゲンやエラスチンを傷つけるため、シワやたるみなど肌の老化を早めます。さらに、肌の奥深くで活性酸素(フリーラジカル)を発生させて、肌の老化を促進させ皮膚の細胞膜やDNAを傷つけて、あとで作られる細胞にまで異常をきたします。このため、細胞の遺伝子がうまく伝わらず、皮膚がんの原因になることもあるのです。
「UVB」肌の表面にトラブルを招く
波長が短く皮膚の表皮までしか届きませんが、一時的な日焼けで皮膚が赤くなったり、水ぶくれができたりします。皮膚の細胞が傷つけられて炎症を起こすので、ヤケドと同じような症状が出ます。
太陽の日ざしには、こんなメリットも!
日に当たることによって、カルシウムの吸収が促進されるので、骨を強くし、骨粗しょう症を防ぎます。
また、太陽を浴びると、体内時計が調整されます。体のサイクルが整うことで、夜には快適な睡眠が得られたり、精神的にもよい作用があります。
夏肌・日焼け対策:
ぜったい焼かない!油断しない!
紫外線は「シミ・ソバカスができる・増える」「シワやたるみなど肌を老化させる」など肌の大敵。紫外線対策は、今や赤ちゃんから大人まで誰にでも必要なモノとして世界中で認識されています。極力日焼けしないように毎日のケアで、しっかり肌をガードして!
日焼け止めの「SPF」ってなに?
紫外線対策の基本は日焼け止めやファンデーションでのUV対策を欠かさないこと。顔はもちろん、ボディにもUV対策を徹底して。特に首、手、ひじ、ひざなどは要注意。
紫外線防止効果を客観的に知るには、SPF値とPA値を参考に。SPFはUVBの防止効果を示し、SPF1だと30分、肌が赤くなるのを防ぐという目安になります。
PAはUVAの防御効果の表示。普通の生活ならSPF10~15/PA+、テニスやゴルフでSPF20/PA++、マリンスポーツでSPF30/PA++ぐらいが目安です。ただし夏ならば2~3時間おきに塗り直しが必要です。
UV対策化粧品は何を選んだらいいの?
SPFの数値の高さにこだわるよりも、塗りやすくて自分の肌に合うモノを選ぶことが大切。リキッド状よりもクリーム状の方がムラなく塗れるのでおすすめ。そしてパウダー状のファンデーションで、こまめに塗り直すことが鉄則。首すじやうなじ、胸元にも忘れずに塗ること。
紫外線を防ぐ成分には紫外線散乱剤と紫外線吸収剤があります。紫外線を物理的にはね返してカットする紫外線散乱剤は、紫外線を吸収して肌を守る紫外線吸収剤よりも、肌への刺激が少なく敏感肌の人におすすめです。
日焼け止め以外の紫外線対策って何があるの?
日焼け止めに加えて、帽子や日傘などを活用することをおすすめします。野球帽タイプの帽子で、日射しの40%をカットできます。ツバの広い帽子なら、なお効果的。
また、紫外線の強い午前10時から午後2時のあいだは、なるべく外を歩くのを避けること。外に出る場合は、日陰を選んで歩くだけでもいいでしょう。
肌タイプ別の注意点
- 色白(日焼けすると赤くなる人)
- 色白の人は、キメが細かく肌が美しいけれど、もともと肌が乾燥しがち。ヤケドと同様で皮膚の細胞へのダメージが大きく、日焼けはシワなど肌トラブルの原因 になりやすいのです。日焼けして赤くなったら、まず冷たい水に浸したタオルで冷やしましょう。その後も肌の水分補給や保湿を念入りに!
- 色黒(こんがりキレイに日焼けする人)
- 色黒の人は、健康的に、こんがりキレイに日焼けします。これは日焼けによってメラニンを活発に生成して紫外線を吸収してくれるからで、ヤケドやシワにはな りにくいのです。ただし、色白の人よりシミやソバカスができやすいので、できるだけ焼かないようにツバの広い帽子やサングラスなどを着用して。
夏肌・過剰皮脂対策:
過剰皮脂が招く肌トラブルを防ぐには
メイクくずれ、テカリ、ベタつき、ニキビ・・・ 。気温、湿度の高い夏は、過剰な皮脂の分泌による肌の悩みが多くなる季節。皮脂について知り、効果的な皮脂対策をはじめましょう。
過剰皮脂とは?
皮脂は毛穴に開口している皮脂腺から分泌される脂です。毛穴から出てきた皮脂は汗腺からの汗と混ざり合い、肌表面に薄い膜状の皮脂膜を作ります。皮脂膜はおもに角質層から水分が蒸発するのを防いだり、角質層のpHを弱酸性に保ち、細菌の繁殖を防ぐ働きがあります。
肌の健康を保つためになくてはならない皮脂ですが、問題は皮脂の分泌が多すぎる「過剰皮脂」。これが肌トラブルの原因になるのです。過剰皮脂とは、肌質がオイリー肌の人だけでなく、季節や体調によって皮脂分泌が多くなり過ぎている状態もいいます。夏はとくにこの皮脂の分泌が盛んになります。
女性のカラダと皮脂分泌の関係
女性の場合、皮脂の分泌は男性ホルモンの分泌がピークとなる思春期から20代が最も盛んになります。皮脂腺の活動は男性ホルモンによって活発になるので、この時期はニキビが最も多くできます。その後40代から皮脂の分泌は徐々に少なくなっていきます。
また、女性は排卵日から生理までの黄体期に皮脂量が多くなりますが、これはこの期間に男性ホルモンに似た黄体ホルモンが分泌されるからで、生理前にニキビができやすくなるのはこのためです。
過剰皮脂が引き起こすニキビ
過剰皮脂が招く最大のトラブルはニキビです。毛穴につまった皮脂にアクネ菌という細菌が繁殖して炎症を起こし、赤く腫れたり膿んだり、また、脂とファンデーションが毛穴をふさいでしまい、外に出られなくなった皮脂が毛穴の奥で固まってもニキビになります。その他にも、皮脂と老化角質が混ざって固まり、毛穴がブツブツと目立つ「角栓」や、毛穴にたまった皮脂が酸化したり、埃や垢などの汚れによって黒ずんで見える「ブラックヘッド(黒ニキビ)」なども過剰皮脂が引き起こすものです。
食べ物で過剰皮脂対策
ビタミンB2、B6の不足すると肌の代謝が鈍くなります。皮脂の分泌量が狂い、皮脂過剰になりやすくなります。
- ビタミンB2、B6を摂る
- ビタミンB2:レバー、うなぎ、納豆、ししゃも、小松菜、きのこ
ビタミンB6:レバー、さんま、大豆、バナナ - お酒や甘いもの、油モノは控えめに
- お酒や甘いもはビタミンB2・B6を消費しやすくします。また、脂肪分を摂りすぎると脂の分泌が活発になります。お酒や甘いもの、脂肪分の多い油モノやナッツ類など摂り過ぎに注意!
化粧品で過剰皮脂対策
- 夏用化粧品
- 汗に強い夏用コスメを使えばメイクは崩れにくくなります。ベース、ファンデーションは皮脂を押さえると同時にUV効果や美白効果があるものも多いので夏肌対策としても一石二鳥!
- 収れん化粧水
- 毛穴を引き締め、毛穴を縮める効果のある収れん化粧水でパッティングをするのも効果的。Tゾーンなど皮脂が多い部分は特に念入りに。
- スキンケア
- 肌に溜まった角質や毛穴の汚れを洗い流す効果のある石鹸やパックを使えばニキビも予防できます。
夏肌・汗対策について:
夏は皮脂ばかりでなく、汗によるトラブルにも悩まされます。メイクくずれはもちろん、最大の悩みはワキの下の汗。ニオイや汗ジミが気になって、制汗剤や制汗パットを使っている人も多いと思いますが、こんな対策方法もあります。
汗や匂いを抑える制汗剤は種類が豊富
汗の抑えと汗のニオイのエチケットに使う制汗剤。銀イオン(Ag+)やナノイオンを使ってニオイの元を殺菌する効果のあるもの、ハーブを使ったオーガニック素材のデオドラントなど、制汗剤の効果・素材は種類が豊富です。また形状も様々なので、用途によって使いわけてみてはいかがでしょうか。
- スプレータイプ
- 片手で手軽に使え、短時間に広範囲を制汗します。忙しい朝などに。
- ロールオンタイプ
- 容器の先がロール式になっている液状の制汗剤。ロールが液ダレを防ぎます。簡単にムラなく肌に直塗りできます。
- スティックタイプ
- 肌に塗りこむ固形の制汗剤。肌の密着度が高くいので、ロールタイプより制汗力があります。汗やニオイをしっかり防ぎたい人におすすめ。
- シートタイプ
- 汗をふき取った後の爽快感が人気。外出時の携帯に便利。
- ジェルタイプ・クリームタイプ
- ワキだけでなく、足に使えるものも。効果が持続するので、長時間の外出に。
機能性下着で汗対策と同時に節電!
機能性下着(機能性インナー)には寒さ対策だけでなく、夏を快適に過ごすための汗ジミや汗ムレの防止、吸汗・速乾性のあるものも。抗菌防臭、UVカットなど、自分に必要な機能を選べば暑い夏も爽やかになり、過ごしやすくなります。爽やかになって、冷房の温度を1度あげれば、夏の節約・節電対策にもなるかもしれません。
制汗作用がある「ボトックス」とは?
ボトックスとは食中毒でも話題になった「ボツリヌス菌毒素」を、眉間や目尻に注射することで、シワをとる治療法です。実はこのボツリヌス菌毒素を、ワキの下に直接注射するだけで、汗の量が100mlに対して30~40ml減るといいます。汗は自律神経(交感神経と副交感神経)が汗腺を刺激して出るものですが、その神経の末端の接合部を破壊することで、4~6カ月間、制汗作用が保てるという仕組みです。
夏太り・夏やせ:
「夏だから」を理由にして夏太り・夏やせになってしまうのを当たり前のことだと思っていませんか? あなたの夏の傾向から、夏太り・夏やせの原因と対策をチェックしましょう。
夏太り・夏やせ:チェッカー
「動くのが億劫」を選んだあなたは・・・「夏太り」タイプ
夏太りの原因
夏の暑さや発汗を嫌い、体を動かすことを避けているので運動量が減っているようです。
歩かなくなったり、掃除や運動を控えれば、いつもと変わらない食事量でも体を動かしていなければ消費カロリーが低下するので、体重が増えてしまうのは当然です。
夏太りを防ぐため対策法
カロリー消費のために、とにかく動くこと、外に出ること、歩くことを心がけて。たとえばいつもよりちょっと遠くのスーパーまで買い物に行く、自転車をやめて歩くなどの工夫を。
部屋の中での体操やストレッチなどでもいいから運動すること!
「油モノが欲しくなる」を選んだあなたは・・・「夏太り」タイプ
夏太りの原因
夏太りタイプの人は、暑くても食欲がまったく落ちず、逆に気温が高くなるとフライドチキンやスタミナ定食などの油モノが食べたくなる傾向にあります。また 冷やし中華やビシソワーズなどの冷たい食べ物は、油分を感じにくいので、つい食べ過ぎてしまいがち。でも、カロリーが低いわけではないので注意を。
夏太りを防ぐため対策法
- バランスのよい食事を心がける
- カルシウム、鉄、ビタミンB1、B2を摂る
- カルシウム…牛乳、青菜、大豆製品、小魚
鉄…レバー、貝類、大豆製品、青菜
ビタミンB1…豚肉、レバー、うなぎ、枝豆、そら豆、きのこ
ビタミンB2…レバー、うなぎ、納豆、ししゃも、小松菜、きのこ - 消化しやすい、食がすすむ食材を摂る
- 例えば…おくら、山芋、大根おろし、梅干し、しょうが、 みょうが、ごま、カレー粉
- 低脂肪・ローカロリー食を摂る
- 豚肉ならとんかつではなくポークソテー、鶏肉ならフライドチキンではなくバンバンジーにするなど、意識的にカロリーを考えて。
- 歯ごたえのある食材を摂る
- セロリ、きゅうり、ごぼうなど。よく噛むと満腹感が得られます。
- 温かい飲み物を摂る
- 体を冷やさないためにも温かいお茶がおすすめ。体の冷えは新陳代謝を下げるので太りやすくなります。
どうしても冷たい飲み物を摂りたいときはノンカロリーのものを選んで。
「冷房で体が冷え、不調になる」を選んだあなたは・・・「夏やせ」タイプ
夏やせの原因
夏やせタイプの人は皮下脂肪が比較的少ないので、冷房による冷えに弱くなります。また、夏はシャワーだけという人がいますが、シャワーだけでは体の深部が温まらず、体が冷えやすくなります。その不調から、食欲が落ちるなどの悪循環におちいります。
夏やせを防ぐため対策法
冷房の冷えに対応できるようにカーディガン、ストール、ストッキングなどを活用して。入浴はぬるめの湯で体の深部まで温めながらリラックスしましょう。
また、適度な運動やウォーキングは全身の血液循環がよくなり、消化吸収力も高まるのでオススメ。心地よい音楽や香りを楽しむことなども同様の効果があります。
「暑いときは食べなくちゃ、が口癖」を選んだあなたは・・・
「夏太り」タイプ
夏太りの原因
「暑いから」「食べないと身体がもたない」「今、食べとかなくちゃ」などの口癖は、暑さそのものが心身へストレスを与えているからかも。ストレス解消のため、つい食べ過ぎてしまうのです。
夏太りを防ぐため対策法
食事や飲み物、運動などの生活記録をつけ、こまめにチェックする、週に一度は体重を計るなど、まずは自分を顧みることが大切です。また、新しいことにチャレンジするなど、気持ちにハリをもたせて。
生活にメリハリをつけると同時にストレス解消もしっかりと!
「冷たく甘いものの間食で食欲がなくなる」を選んだあなたは・・・
「夏やせ」タイプ
夏やせの原因
ジュースやプリン、アイスクリームなど、高カロリーの冷たく甘い飲み物やデザートを間食すると、夏やせタイプの人は食事時間に食欲が低下してしまいます。
夏やせを防ぐため対策法
- バランスのよい食事を心がける
- カルシウム、鉄、ビタミンB1、B2を摂る
- カルシウム…牛乳、青菜、大豆製品、小魚
鉄…レバー、貝類、大豆製品、青菜
ビタミンB1…豚肉、レバー、うなぎ、枝豆、そら豆、きのこ
ビタミンB2…レバー、うなぎ、納豆、ししゃも、小松菜、きのこ - 消化しやすい、食がすすむ食材を摂る
- 例えば…おくら、山芋、大根おろし、梅干し、しょうが、 みょうが、ごま、カレー粉
- 低脂肪・ローカロリー食を摂る
- 豚肉ならとんかつではなくポークソテー、鶏肉ならフライドチキンではなくバンバンジーにするなど、意識的にカロリーを考えて。
- 歯ごたえのある食材を摂る
- セロリ、きゅうり、ごぼうなど。よく噛むと満腹感が得られます。
- 温かい飲み物を摂る
- 体を冷やさないためにも温かいお茶がおすすめ。体の冷えは新陳代謝を下げるので太りやすくなります。
どうしても冷たい飲み物を摂りたいときはノンカロリーのものを選んで。
「夏休みモードが抜けない」を選んだあなたは・・・「夏太り」タイプ
夏太りの原因
定例会議がない、上司が夏休みでいない、子どもの夏休みなど、一時的な夏休みモードの生活リズムが、仕事や家事の緊張感をなくしてしまいます。気のゆるみから、つい冷たく甘いモノの間食が多くなる人も。
夏太りを防ぐため対策法
食事や飲み物、運動などの生活記録をつけ、こまめにチェックする、週に一度は体重を計るなど、まずは自分を顧みることが大切です。
また、新しいことにチャレンジするなど、気持ちにハリをもたせて。生活にメリハリをつけましょう!
「冷たく甘いデザートや飲み物を多く摂る」を選んだあなたは・・・
「夏太り」タイプ
夏太りの原因
冷たい食べものは甘味を感じにくいので、ついたくさん摂り過ぎてしまいがち。特にプリンやゼリー、アイスクリームなどの甘いデザートは歯ごたえがなく、よく噛まないので食べ過ぎに注意!果物も果糖を多く含むため、甘いデザートと考えて。
汗をかきやすくなる夏は水分補給が必要。でも、スポーツ飲料はカロリーが高いことをお忘れなく。
夏太りを防ぐため対策法
- バランスのよい食事を心がける
- カルシウム、鉄、ビタミンB1、B2を摂る
- カルシウム…牛乳、青菜、大豆製品、小魚
鉄…レバー、貝類、大豆製品、青菜
ビタミンB1…豚肉、レバー、うなぎ、枝豆、そら豆、きのこ
ビタミンB2…レバー、うなぎ、納豆、ししゃも、小松菜、きのこ - 消化しやすい、食がすすむ食材を摂る
- 例えば…おくら、山芋、大根おろし、梅干し、しょうが、 みょうが、ごま、カレー粉
- 低脂肪・ローカロリー食を摂る
- 豚肉ならとんかつではなくポークソテー、鶏肉ならフライドチキンではなくバンバンジーにするなど、意識的にカロリーを考えて。
- 歯ごたえのある食材を摂る
- セロリ、きゅうり、ごぼうなど。よく噛むと満腹感が得られます。
- 温かい飲み物を摂る
- 体を冷やさないためにも温かいお茶がおすすめ。体の冷えは新陳代謝を下げるので太りやすくなります。
どうしても冷たい飲み物を摂りたいときはノンカロリーのものを選んで。
「睡眠不足など生活リズムが乱れる」を選んだあなたは・・・
「夏やせ」タイプ
夏やせの原因
不規則な生活が続いて疲れがたまり、食欲が低下しているようです。
夏やせを防ぐため対策法
夏やせタイプの人は、内臓のスタミナがないので疲れがたまりやすく、残りやすい傾向にあります。夜の外出は控え、早寝を心がけるなど、生活リズムを整えて。
ビールなどアルコールの飲み過ぎは眠りの質が悪くなるといわれています。飲み会も週に2回程度に自粛して、飲み過ぎないこと!
「塩分が欲しくなる」を選んだあなたは・・・「夏太り」タイプ
夏太りの原因
暑いと汗をかき、塩分などのミネラルが失われます。すると体は、失われたものを補うために、濃い味のものを欲するようになります。それでご飯やビールがすすみ、カロリーオーバーとなってしまうのです。
夏太りを防ぐため対策法
- バランスのよい食事を心がける
- カルシウム、鉄、ビタミンB1、B2を摂る
- カルシウム…牛乳、青菜、大豆製品、小魚
鉄…レバー、貝類、大豆製品、青菜
ビタミンB1…豚肉、レバー、うなぎ、枝豆、そら豆、きのこ
ビタミンB2…レバー、うなぎ、納豆、ししゃも、小松菜、きのこ - 消化しやすい、食がすすむ食材を摂る
- 例えば…おくら、山芋、大根おろし、梅干し、しょうが、 みょうが、ごま、カレー粉
- 低脂肪・ローカロリー食を摂る
- 豚肉ならとんかつではなくポークソテー、鶏肉ならフライドチキンではなくバンバンジーにするなど、意識的にカロリーを考えて。
- 歯ごたえのある食材を摂る
- セロリ、きゅうり、ごぼうなど。よく噛むと満腹感が得られます。
- 温かい飲み物を摂る
- 体を冷やさないためにも温かいお茶がおすすめ。体の冷えは新陳代謝を下げるので太りやすくなります。
どうしても冷たい飲み物を摂りたいときはノンカロリーのものを選んで。
「暑さ負けして食欲がなくなる」を選んだあなたは・・・「夏やせタイプ」
夏やせの原因
暑さにより胃の消化液の分泌が低下します。さらに水分を多く飲むために胃の消化液が薄まることで、食欲がなくなってしまいます。
夏やせを防ぐため対策法
- バランスのよい食事を心がける
- カルシウム、鉄、ビタミンB1、B2を摂る
- カルシウム…牛乳、青菜、大豆製品、小魚
鉄…レバー、貝類、大豆製品、青菜
ビタミンB1…豚肉、レバー、うなぎ、枝豆、そら豆、きのこ
ビタミンB2…レバー、うなぎ、納豆、ししゃも、小松菜、きのこ - 消化しやすい、食がすすむ食材を摂る
- 例えば…おくら、山芋、大根おろし、梅干し、しょうが、 みょうが、ごま、カレー粉
- 低脂肪・ローカロリー食を摂る
- 豚肉ならとんかつではなくポークソテー、鶏肉ならフライドチキンではなくバンバンジーにするなど、意識的にカロリーを考えて。
- 歯ごたえのある食材を摂る
- セロリ、きゅうり、ごぼうなど。よく噛むと満腹感が得られます。
- 温かい飲み物を摂る
- 体を冷やさないためにも温かいお茶がおすすめ。体の冷えは新陳代謝を下げるので太りやすくなります。
どうしても冷たい飲み物を摂りたいときはノンカロリーのものを選んで。
夏バテについて:
なぜバテる?5つの要因
夏バテは夏の暑さそのものに、暑さによる温度差や運動不足など、さまざまな要因がプラスされて起こります。そのひとつひとつを知り解決していくことが夏バテ対策の早道です。
- 要因1.「暑い」というストレス
- 夏の暑さそのものがカラダとココロへのストレスになって、自律神経のバランスが崩れ、体調不良を招きます。
- 要因2.暑さによる体力・気力の低下
- 熱帯夜が続いて眠れない、暑くて食欲がない、汗をかくので体内の血液循環量や、塩分(ミネラル)が減るため元気が出ない、暑くて動くのが億劫になり運動不足になる、などが体力低下や体調不良を招きます。
- 要因3.クーラーによる「冷え」
- 室内と室外の温度差が激しいため、体が温度同調節についていけず、特に女性は冷えによる不調が起こりやすくなります。
- 要因4.夏休みモードによる生活リズムの乱れや気力の低下
- 定例会議がない、上司が夏休みでいないなどで気持ちのハリがなくなる、子供が家にいることで普段より忙しくなる、帰省や旅行後で疲労がたまるなど、生活リズムが乱れたり、気力が低下しやすくなっています。
- 要因5.「夏やせ」「夏太り」2つのタイプ
- やせている人ほど夏やせしやすく、太っている人ほど夏でも太りやすい傾向にあります。夏やせタイプの人は疲れやすく、風邪、生理不順にもなりやすいので注意。夏太りタイプの人は体を動かすことが億劫で運動不足から不調になりやすくなるので注意しましょう。
夏バテ対策
「いつもと同じ」生活リズムに整えましょう。まず、たるんだ「夏休みモード」をリセットすることが大切です。
夜更かしはしない、飲み会は週2日程度に控えるなど、緊張感を取り戻すように心がけましょう。
「夏バテ防止ファッション」のポイント
- 暑さ対策・汗対策
- たとえば綿100%素材は汗を吸うと冷たくなるので避けること。 シルクやカシミア、綿に化繊素材が混じったものがおすすめ。下着はシルクのキャミソールやスリップなどを着用しましょう。
- 冷え対策
- 外気の暑さと室内の冷えという温度差に対応できる服装を心がけるようにして。
体を締め付ける服やきついブラジャーは末梢の血液循環を悪くするので避けましょう。
膝の後ろ、首の後ろや二の腕は冷えやすい部分なので、触って冷たかったら体が冷えている証拠。スカーフや薄手のカーディガンなどを着用して。シニヨンなどを使ったアップのヘアスタイルは首筋を冷やします。首にスカーフを巻くなどの工夫をしましょう。
また、足の冷えが気になる場合は「素足にミュール」は避け、ストッキングに履きやすいパンプスを。 ひざ掛けもおすすめです。
食生活のポイント
- 夏バテ防止には、ビタミンB1、鉄分、たんぱく質(動物性&植物性)
- ・ビタミンB1 大豆、豚肉など
- ・鉄分 レバー、海藻、豆類(豆腐なども)、マグロなど
- ・たんぱく質
動物性たんぱく質(うなぎ、マグロなど)と植物性たんぱく質(豆類、果物、野菜など)をバランスよく食べること。ご飯や麺類などの炭水化物も必要です。 - 香辛料を上手に取り入れる
- ・山椒、こしょう、しょうがなど
少量料理に加えると、胃の粘膜が刺激されて胃の消化液の分泌が活発になり食欲が増進します。 - ・カレーなどのスパイス
自律神経に働きかけて体温を上げ発汗を促します。汗が蒸発するときに体温が下がるので、より、涼しく感じる効果も。 - 水分補給の注意点
- 汗をかく分、水分補給は大事。でも甘い缶入り飲料やジュースの飲みすぎは、糖分の摂り過ぎにつながり、夏太りのもと。また、クーラーの効いた室内で冷たい飲み物ばかり飲んでいては胃腸や体を冷やす原因にも。お茶など糖分のないもの、温かい飲み物を選ぶこと。
日常生活のポイント
- 運動不足を解消する
- 気温が30度を越すと人間は歩くのが億劫になり、ついタクシーなどを利用しがち。会社へ行く前の朝の散歩や夕方の買い物など、できるだけ歩くように心がけて。歩きやすい靴、ステキな帽子、軽くて涼しげなバックなどを活用してみては。水泳もおすすめ。
- 体を冷やさない
- 室内の温度は28度を目安に、室内外の温度差を5度以内にする。また、冷えやすい部分の汗はよくふき取ること。入浴は、ぬるめの湯で体の深部から温めながらリラックスしましょう。