おしっこでわかる健康状態
◆淡黄色やレモン色:健康な証拠
健康な赤ちゃんのおしっこは、淡黄色やレモン色。場合によっては、色がないくらい薄いこともあります。
とはいえ、いつもより多少色が濃くなっても、ご機嫌で母乳やミルクもよく飲んでいるときは心配無用。
夏や暑い時期は発汗が増えるため、おしっこの量や回数が減っていつもより色が濃くなることがあるのです。
◆レンガ色、茶色に近い濃い黄色:基本的に心配無用
夏の暑い時季などは汗をかく量が増えるので、おしっこの量や回数が減り、色がいつもより濃くなる場合があります。
こうした変化は、様子を見るだけで大丈夫。
ただし、下痢・嘔吐・発熱を伴い、水分をあまりとっていないときは、脱水症状を起こしている恐れがあるので、病院へ行きましょう。
◆ピンク色、ワイン色:血尿の疑いも。おむつを持って病院へ!
おしっこのあとのおむつが明らかなピンク色やワイン色に染まっているときは要注意。
血尿がでている疑いや性器に傷ができて出血している可能性が考えられます。
この場合、病気なのかどうか自分で判断することはなかなか難しいので、そのおしっこのついたおむつを持参し、受診しましょう。
◆赤ちゃんのおしっこは臭う?臭わない?
赤ちゃんのときはミルクをたくさん飲んでいるので尿も薄いため、臭いが少ないのが特徴です。
しかし、ミルクを飲む量がいつもより少なかったり、夏の暑いときに汗をかいて水分が身体から出てしまうと、おしっこが濃くなり、臭いもきつくなっていきます。
また、おしっこをして時間がたつと尿の成分が分解してアンモニアが発生し、おむつの中が臭くなります。朝、たっぷりおしっこを吸ったおむつが臭いのはそのため。衛生面を考えても、昼間は、臭くなる前にこまめにおむつ交換してあげるようにしましょう。
◆いつもと臭いが違ったら?
咳や鼻水などの「風邪症状」がないまま、発熱を伴い、おしっこが臭くなったときは、尿路感染症などが疑われます。また、したばかりのおしっこが、アンモニア臭以外の普段とは違う臭いに感じたときは健康状態になにか異常が起きているサインの可能性も。たとえば、メープルシロップのような臭いもそのひとつ。おかしいとおもったら、念のため小児科で診断を受けましょう。
◆ おしっこの量の目安
月例 | 1回のおしっこの量 | 1日のおしっこの 回数 |
---|---|---|
0-1ヵ月 | 5-20 ml | 15-20回 |
1-3ヵ月 | 10-80 ml | 15-20回 |
3-6ヵ月 | 10-80 ml | 15-20回 |
6-12ヵ月 | 50-180 ml | 10-16回 |
1-2歳 | 80-200 ml | 7-12回 |